れいわ・山本代表 参院選7議席獲得が目標「国会での戦い方が格段に変わる」比例代表は“れいわローテ”導入
れいわ新選組の山本太郎代表(50)が17日、大阪市内での党集会に出席。7月の参院選で7議席の獲得を目指すとし、比例代表では「ローテーション制度」を導入する考えを改めて示した。
現在、参院でれいわは5議席。参院選で2人が改選を迎える。山本氏は「選挙が始まったら、現職の参議院議員が私含めて3人になる。その一方、7議席がプラスされたら10議席になる。10議席になったとしたら、その後国会での戦い方が格段に変わってくる」と期待した。
山本氏は「本会議場に登壇して、法案のことを何かベラベラしゃべったりとか反対討論したりとかっていうのは今できない。共産党までで終わっちゃう。私たちは座っているだけ。それは数のルールです。他の大政党と肩を並べて、いちいち戦いに出かけるっていうようなことを目指すんだったら、おそらくそれぐらいの議席が必要だろうなと思います」と説明した。
22年7月の参院選全国比例で当選した水道橋博士氏(62)が、23年1月に辞職。残り5年半の任期を「れいわローテーション」として、繰り上げ当選した大島九州男参院議員、長谷川羽衣子氏、辻恵氏、蓮池透氏、依田花蓮氏の5人が1年交代で担う制度だったが、23年12月に山本氏は「今回のローテーションというのは見送る」と見送りを発表。ローテ上では24年1月に長谷川氏へバトンを渡す予定だった大島氏は、辞職しなかった。
山本氏は、1月24日の国会内での定例会見で、参院選の全国比例に関してはローテ制を導入する考えを明らかにしていた。参議院の比例代表では、当選者が辞職した場合、名簿順位の上位者が繰上で当選となる。
「参議院議員の任期は6年間なんですけれど、参議院の比例で勝った人たちの任期を3年で交代させたいという考え方をしている。国政に有為な人材、とてつもない攻撃力を持った候補者たち、選挙に挑んだ人たちが3年ごとに入れ替わっていきながら、いろんな方向から、いろんな分野で今の政治に対して様々えぐいやり方で求めていくことができるということを考えれば、私はそういう方がいいかなと思っています」と効果を語った。
一方で、ローテ制に「憲法違反」との指摘があることに対して、山本氏は「6年の任期だろう、投票した人がいるのに…っていう人がいる。比例から議席を獲るには、そのほとんどが党の票になる。ある意味で参議院の比例の議席は党の議席であるとの解釈のもとに、方針としてローテーションを行うってことを事前に候補者の方々と約束した上で立候補してもらうっていう方向性を前から言っている」と強調した。
(よろず~ニュース・杉田 康人)
