落語家の五代目林家小染さん死去、61歳 闘病しながら2月まで高座、伝統の古い大阪弁

 落語家・五代目林家小染(本名上村政二=かみむら・せいじ)さんが9日に大阪市内で死去していたことが11日、分かった。所属の吉本興業が公表した。61歳。「持病の悪化」としており、病名などは公表していない。

 吉本によると、小染さんは近年、体調を崩し、闘病しながら高座をつとめていたという。2月8日の京都での公演が最後の高座となった。

 通夜は3月13日、午後7時から、告別式は同14日、午前10時から、大阪市西区北堀江3の7の27「あみだ池和光殿」で営まれる。喪主は長男で弟子の林家染八(はやしや・そめはち、本名上村勘太朗=かみむら・かんたろう)が務める。香典などは辞退するという。

 小染さんは1963年2月21日生まれ。大阪市出身。82年に四代目林家小染に入門、林家染八として修行し、92年に「第7回 NHK新人演芸大賞」、93年に「国立演芸場花形演芸大賞」金賞を受賞。94年には、大阪市が未来の大阪文化を担う人材に贈る「第14回咲くやこの花賞」大衆芸能部門を受賞するなどしていた。

 96年に五代目林家小染を襲名。古い大阪弁を駆使した先代譲りの柔らかい語り口が特徴で、「くっしゃみ講釈」「尻餅」「試し酒」「酔い亭主」を十八番としていた。

(よろず~ニュース編集部)

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