プロレスラーの吉江豊さん 試合後に急死、50歳 最後の対戦相手が当日の様子明かす

 プロレスラーの吉江豊さんが10日、死去した。50歳だった。全日本プロレスが発表した。

 全日本プロレスは同日、公式サイトで「本日開催の高崎大会に出場しておりました吉江豊選手が、2024年3月10日(日)にご逝去されました。吉江豊選手は、試合終了後に控室に戻った後、体調が急変し、高崎市内の病院へ緊急搬送されましたが、そのまま帰らぬ人となりました。吉江豊選手のご生前のご功績を偲び、心からご冥福をお祈り申し上げます」と発表した。

 同日は井上凌と組み、大森北斗&崔領二組とのタッグマッチに出場していた。最後の対戦相手となった崔領二は、自身のX(旧ツイッター)で「若手の頃 一緒にリング作ってくれたり 他団体ながらご飯誘ってくれたり 今日も久々だねと昔話して、あぁでもないこうでもないと2人で笑ってましたよね」と当日の様子を記し、「最後の対戦相手となりましたが、心の底から吉江さんとご一緒させていただき光栄でした 本当にお疲れ様でした ゆっくりお休みください」と悼んだ。

 吉江さんは、1974年1月5日生まれ、群馬・前橋市出身。新日本プロレスに入門し、94年12月9日の小島聡戦でデビュー。2000年には永田裕志、中西学、故福田雅一さんとユニット「G-EGGS」を結成した。2003年6月には棚橋弘至と組みIWGPタッグ王座を獲得。2006年1月に新日本を退団後は無我ワールド、ドラディションを経て2009年にフリーに転向した。180センチ、150キロの巨体、ピンクのコスチュームと温和な表情で存在感を示していた。

(よろず~ニュース編集部)

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