「ゴジラ」アカデミー賞視覚効果賞受賞の快挙 プレゼンターはシュワちゃん! 正装の黄金ゴジラ片手にガッツボーズ

 映画界最大の祭典「第96回アカデミー賞」の授賞式が10日(日本時間11日)、米ロサンゼルスで開催され、視覚効果賞にノミネートされた山崎貴監督の「ゴジラ-1.0」が邦画として同賞初受賞の快挙を発生した。

 ノミネートされることすら初めて。プレゼンターのアーノルド・シュワルツェネッガーがタイトルを読み上げると万雷の拍手が起こり、山崎監督らは総立ちでガッツポーズした。

 日本でのキャンペーン時から山崎監督はゴジラフィギュアを片手に持つのが恒例だったが、この日のゴジラはオスカー像と同じ金色に蝶ネクタイを着けた正装。会場からは「ゴジラー!」の歓声も上がり、声を震わせながら山崎監督がスピーチした。

 手紙を開くと、英語で「私のキャリアは40年前に始まりました。『スター・ウォーズ』に影響を受け、2001年にハリウッドから離れたところで、このステージに立つとは夢にも思いませんでした」と回想。

 「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3」など製作費300億円超のハリウッド大作を退け「ノミネーションの話を受けたときは、このリングに入って、これから強敵たちと対戦しなくてはいけないという気持ちでした。ハリウッド以外で頑張っているアーティストのみなさん、ハリウッドはは僕たちの作品を見てくれている。誰にでもチャンスがあることの証しでもあると思います」と実感を込めた。結びでは、製作総指揮に名を連ね、昨年12月に亡くなった天国の阿部秀司プロデューサーに報告した。

 現地ではハリウッドの十分の1以下の製作費でハイクオリティの映像を作り上げた“コスパ”のよさが話題となり、評価を上げていた。

 授賞式の模様はWOWOWにて放送・配信中。

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