なつぽいは新技で復帰後初勝利、偉業逃したMIRAIは意味深発言、復帰さくらあやはコズエン入り志願【スターダム】

  スターダムの後楽園ホール大会が10日に行われ、負傷欠場からの復帰したなつぽい、さくらあやが存在感を示す一方、史上初の偉業に挑んだMIRAIは散った。

 8カ月ぶりの復帰戦に臨んださくらは、同期のHANAKOと組み、玖麗さやか&桜井まい組と激突。さくらは9分19秒、シャイニングバスターからの片エビ固めで桜井に3カウントを奪われものの、“新空手ガール”のキャッチフレーズ通り、回し蹴りなど空手をベースとした打撃を披露。最後は分断され、桜井に体をたたきつけられたが、持ち味は見せた。

 それでもリングでマイクを握ったさくらは「長い間お待たせしました。信じて待っていてくれてありがとうございます」とあいさつ。昨年12月にデビューし、中野たむ率いるCOSMIC ANGELS(コズエン)見習いの玖麗に向けて「玖麗に一個言いたい。うちの方が先にコズエンの正規メンバーになります」と宣言。正規メンバー入りをかけて同期が争う形になった。

 また、9日の5カ月ぶりとなる復帰戦では黒星を喫したなつぽいだが、この日は安納サオリ、中野たむと組み、朱里&鹿島沙希&八神蘭奈組を対戦。なつぽいが10分34秒、フェアリープリンセスで八神からタップを奪い、復帰初勝利を手にした。

 新スタイルを暗示するような決着だった。八神に狙いを定めたなつぽいは、右手に飛びつきながら横回転で腕十字を極めた。身軽さを生かした空中戦と、小柄ながら小力を発揮する投げ技が特徴だったが関節技の新技を披露。中野たむから「おかえり~」と祝福されたたむぽいは「やっぱり久々のリングは楽しい。コズエンで組むリングは本当に楽しい。ありがとう」と笑顔満開。「ばいぽーい」と引き上げた。

 史上初のシンデレラトーナメント3連覇を狙ったMIRAIは、1回戦をシードして迎えた2回戦で偉業を逃した。羽南を相手に10分17秒、バックドロップホールドで3カウントを許した。

 MIRAIは持ち味のバネを生かした攻撃で優位に進めたが、終盤に逆襲を許し、ミラマーレ・ショックを切り替えされ失速。バックドロップ連発でそのまま抑え込まれた。一方、敗戦後はリングで笑顔を見せるながら羽南との握手に応じるなど、吹っ切れた様子を見せた。

 MIRAIは「初めてシンデレラトーナメントで負けました。でも、最後の瞬間の皆の反応で、自分がやってきたこと、羽南がやってきたことは間違っていなかったと感じました。史上初の3連覇できなくて悔しいけれど、すがすがしさも感じています。羽南にはこのまま突っ走ってほしい」と勝者をたたえた。その上で「自分には時間がたくさんあるわけじゃないから、今ここで何をしなければいけないか、それを考えながら行動したい」と、意味深なメッセージを残して引き上げた。

(よろず~ニュース・山本 鋼平)

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