アフターコロナの“デート意識”に世代格差 未婚30代の約半数が「感染症対策をしている店」を希望

 恋愛マッチングアプリ・Omiaiを運営する株式会社Omiaiのニュースレター「Omiai Report」では、東京・大阪・愛知・福岡に居住する15~39歳の未婚男女900人を対象に恋愛意識調査を実施。コロナが5類引き下げとなって突入したアフターコロナ時代におけるデート意識について分析した。

 まず「デートでどのような店に行きたいか」を調査したところ、10代(男性:62.1%、女性:67.3%)と20代(男性:68.3%、女性:62.7%)の60%以上が「コロナ前と同じスタイルの店」を希望。その一方で、30代男性の51.0%、30代女性の53.6%が「感染症対策をしている店」でデートしたいと回答した。この世代間による意識の違いについて、世代・トレンド評論家の牛窪恵氏は「30代にもなると、より責任のある仕事を任される人も増え、立場上、慎重にならざるを得ない」と分析した。

 同じく「デートでイベントやテーマパークなど人が集まる場所に行きたいか」を聞いても、「感染症対策として人混みは避けたい」と回答した割合が最も大きかったのは、30代男性(42.9%)だった。

 また、「恋人と外出する機会」を聞くと、「増えた」と回答した人が男女ともに半数を超えた(男性:51.3%、女性:50.5%)。さらに「恋人との交際に使う費用」について聞くと、男性の48.7%、女性の38.4%が「増えた」と回答した。

 コロナ禍でデジタル化が進み「オンラインで済ませる」という考え方が浸透した一方で、「リアルの価値が上がり、異性ともリアルで会うことがコロナ前よりも特別なものになった」と牛窪氏は指摘。「普段はぜいたくな食事を控えているが、『恋人とのせっかくのデートなら美味しいものを食べに行きたい』と考える人も多いのでは」と、恋愛行動にも“メリハリ消費”の意識があると解説した。

(よろず~ニュース調査班)

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