参加費1万6000円超も応募殺到で定員の3倍 鉄道ファン200人が名残惜しむ撮影会

 阪急電車「6300系Memorial撮影会 ~さらば京とれいん~」が25日、大阪府摂津市の阪急電鉄・正雀車庫で行われた。参加費は1人1万6354円と高額ながら募集開始から2日で定員200人に達するほどの人気ぶりだ。約600人の応募の中から3倍の競争率を突破した鉄道ファンが午前と午後の部に100人ずつ分かれて参加。その熱狂ぶりはどれほどのものなのか。午前の部に潜入した。

 「京とれいん」は1975年にデビューして以降、阪急京都線の特急車として活躍してきた6300系車両のうちの1編成を大幅にリニューアルして誕生した観光特急。2022年12月17日に行われたダイヤ改正により運行を終了した。

 車両を前にして、参加者は静かにアングルを決めたながら、思い思いにシャッターを切る。プロ顔負けの高価なカメラを手にする人も多い。後半は長年親しまれている5300系が横に並んでの撮影会。時折歓声が上がるなど、ファンにとってたまらないようだ。

 担当者は「多くの鉄道ファンに親しまれてきた『京とれいん』の勇退を記念した撮影会を開催したいと考えて企画しました」と理由を明かし、参加費については「撮影時間を十分に確保したほか、記念のお土産を用意するなど、金額に見合った内容になるよう企画しています」と説明した。

 参加した15歳の男性は「阪急電車が好きなので、こういう機会があってうれしかったです」と大喜び。参加費は両親と相談したところ、入学祝いとして出してもらったという。20代の息子と参加した60代の女性は親子で大の鉄道ファン。「繰り上げ当選で、すごくうれしかったです。お土産もついていますし、金額は気にならないです」と大満足。35歳の男性も「6300系の形式が好きなので。値段は気にならないです。どんどんやってほしい」と、さまざまなイベントを希望していた。

 最近は「撮り鉄」のマナーの悪さが取り上げられることも多いが、この日は企画サイドの指示に静かに従い、撮影場所を譲り合うなどトラブルは見受けられなかった。言葉数も少なく静かに時間が流れていたが、最後の雄姿をしっかりと写真に収めようと、シャッターを切る後ろ姿からは、電車を愛する熱気が伝わってきた。

(よろず~ニュース・中江 寿)

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