「ルパン三世 カリオストロの城」が浮世絵に 最高販売価格は198万円

 名作アニメ映画「ルパン三世 カリオストロの城」(宮崎駿監督)のルパンとクラリスの名シーンが、浮世絵になった。「ルパン三世」アニメ化50周年を記念して、アニメ制作会社のトムス・エンタテインメントが29日、同社サイト内ショップで数量限定販売を開始した。

 額装された浮世絵3点セットは19万8000円。浮世絵製作で用いる版木(アクリルケース入り)、順序摺り(桐箱入り)と浮世絵3点のセットは198万円。

 熟練の職人が手がけた。歌川広重の晩年の大作「名所江戸百景」のシリーズをはじめ、美人画や街道ものの復刻版など70年にわたり木版画を手掛けた松崎啓三郎氏が摺りを、浮世絵版「札幌イルミネーション夜景」や川瀬巴水「駒形河岸」復刻版、「スター・ウォーズ」などの現代浮世絵を手掛けた永井沙絵子氏が彫りを担当。セットと単品、各々異なる額色を使用し、それぞれのシーン、キャラクターを彩る。3点セットと単品各1枚をそれぞれ「限定100枚」で販売する。シリアルナンバー入りのプレートと証明書が付く。

 これらに加え、浮世絵の特徴である骨線(こつせん)とよばれる輪郭線を彫った「版木」と、浮世絵木版画がどのように版分けをされ、どのような順番で色を摺り重ね表現されているかを知ることができる「順序摺り」もセットで受注生産にて限定販売する。版木はアクリルケースに収納し、順序摺りは計62枚を桐箱に入れる。

(よろず~ニュース編集部)

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