ガガガSP・コザック前田がアイドルに初の楽曲提供 地元の“盟友”KOBerrieS♪9周年記念シングル

 パンクバンド・ガガガSPのボーカル・コザック前田が、神戸のご当地アイドルグループ・KOBerrieS♪の配信限定11thシングル「恋ヲシタナツノヒ」で、初めてアイドルへ楽曲を提供したことが30日、分かった。

 ガガガSPとKOBerrieS♪は、ともに神戸出身者によるグループで、過去には長田区でのイベントなどで何度も共演。ギターの山本聡は、阪神大震災から20年の神戸をともに元気づけるため、2015年1月発売の3rdシングル「思い出エール」の作詞・作曲を担当した。

 今作は、KOBerrieS♪の結成9周年を記念し、9月6日に発売される新曲。世界全体がコロナ禍という未曽有の状況にある中、地元・神戸から少しでも明るいニュースを全国に発信したいとの思いから、“特別な一作”の依頼を特別な間柄にある前田が受ける流れとなった。

 楽曲は、一日も早く日常が返って来てほしいという思いを込め、あえて“普通の日常”を念頭に制作。前田は「夏の日差しが少し弱まる9月に、ひと夏の恋を忘れられず引きずっている切ない曲を作りたいと思い、直接的な歌詞とメロディーになってしまいましたが完成しました。いつまでも、何歳になっても淡い気持ちは持ち続けていたいという願望でもあります」とコンセプトを語った。

 さらに「僕自身、人生初のアイドルグループへの曲提供で、少し緊張してレコーディングに臨んだんですけど、本当に真剣に曲と向き合ってくれてるメンバーの皆さんを見て、すごくうれしくなったのと、感動してしまいました」と手応えも口にした。

 KOBerrieS♪のキャプテン・小形優莉は「尊敬するアーティストであるコザック前田さんに曲を作っていただいて、本当に幸せです。優しく指導してくださって、楽しくレコーディングができました。貴重な経験をさせていただけた分、この素敵な楽曲を神戸から全国の方々に届くよう頑張ります」と意気込んだ。

 KOBerrieS♪は発売前日の9月5日に、神戸を代表するライブハウス「神戸チキンジョージ」で、結成9周年記念ライブを開催。前田もゲスト出演する。

(よろず~ニュース・福島 大輔)

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