東京五輪開会式の選手団プラカードに漫画家からダメ出し相次ぐ「微妙にキマってない」

 東京五輪の開会式が23日、国立競技場で行われ、日本のサブカル色が押し出された選手団入場が注目を集めた。ドラゴンクエストやファイナルファンタジーなど名作ゲーム音楽がBGMに使用され、漫画の吹き出し風の枠内に国名を記すプラカードが用いられた。漫画家からはプラカードの吹き出しの枠外に脚色された集中線へのコメントがSNS上で相次いだ。

 線には筆圧を強めて太くする“入り”と、筆圧を弱めて細くする“抜き”がある。集中線の場合は“入り”から“抜き”に移行して細い線で引き終わることが基本とされる。開会式で用いられたプラカードの集中線は、線幅が細くなり切らないままに終わり、線の強弱が不鮮明なものが散見され「抜きが甘い」「微妙にキマってない」「集中線が抜き40%くらいだ」などのコメントがあふれた。

 『クルクルくりん』『遠くへいきたい』の漫画家とり・みき氏は「ダメ出ししたい集中線が何コマかある」とツイート。『魔女に捧げるトリック』の渡辺静氏が「あの集中線アシスタントが描いてきたらリテイク出します」とコメントしたところ、『ブルーロック』作画を担うノ村優介氏は「うちもですw」と呼応した。

 『ラブひな』『魔法先生ネギま!』などの代表作を持ち、日本漫画家協会の常務理事を務める赤松健氏は「オリンピック開会式は予約録画して原稿に集中してたんだけど、TLが『フキダシだ!』『服がスクリーントーン!』『集中線抜けてない!w』と大騒ぎなので生中継見たらビックリ。『日本はマンガ(とゲーム)の国』という世界共通認識が確認できました。ちなみに日本漫画家協会は全く絡んでませんw」とツイートした。

(よろず~ニュース編集部)

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