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D・ボウイさんがんで死去 69歳

 04年3月8日、日本武道館公演で熱唱するデヴィッド・ボウイさん
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 スターマンが天に帰った。英国出身の世界的なロック歌手で、映画「戦場のメリークリスマス」(1983年)などで俳優としても活躍したデヴィッド・ボウイさんが10日、死去した。公式フェイスブックが発表したもので、1年半にわたってがんと闘病していた。BBCはニューヨークで亡くなったとしている。69歳。ロンドン出身。華麗なビジュアルで独自の美学を追究する「グラムロック」の旗手として、また、変容し続ける音楽スタイルで、後進に多大な影響を及ぼした。

 長男で映画監督のダンカン・ジョーンズ氏(44)は「悲しいが本当のことだ」とツイートした。フェイスブックによれば、ボウイさんは家族に見守られ、静かに息を引き取った。69歳の誕生日だった今月8日、ニューアルバム「★(ブラックスター)」をリリースしたばかりだった。

 ボウイさんはロンドンのブリクストン出身。60年代前半、当時ブームだったビート・グループを転々とし、64年にソロデビュー。66年にボウイと改名、シングル「スペイス・オディティ」のヒットで脚光を浴びた。

 72年、アルバム「ジギー・スターダスト」を発表。大胆なメークと髪形、衣装で異星人「ジギー」を演じた。両性具有的な魅力と演劇的なステージで世界的なスーパースターにのし上がり、グラム・ロックをけん引した。

 音楽性、ルックスは変容を繰り返し、75年にはソウルを導入したアルバム「ヤング・アメリカン」を発表。故ジョン・レノンと共作したシングル「フェイム」で初の全米1位に輝く。70年代後半は前衛的なベルリン三部作を発表、ニューウエーブに大きな影響を与えた。83年には「レッツ・ダンス」が大ヒット。88年にはロックバンド「ティン・マシーン」を結成した。

 リンゼイ・ケンプ(77)にパントマイムを学び、舞台「エレファント・マン」や映画「地球に落ちてきた男」「戦メリ」など、俳優としても評価が高い。

 2004年、詰まっていた心臓の血管を拡張する緊急手術を受け、活動を休止。13年に10年ぶりのニューアルバム「ザ・ネクスト・デイ」で復帰、14年にはロンドンのビクトリア&アルバート美術館で回顧展が開かれた。

 「★」は、プロデューサーのトニー・ヴィスコンティ(71)によれば「昔の自分の要素が入り込むことを防ぐため」若いジャズメンと制作。最後まで挑戦を続けた生涯だった。

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