1人語り特別編(下)「躍進の上半期」

 NMB48・チームNの副キャプテンを務める「けいっち」こと上西恵が、毎週ゲストを迎えて“若者代表”としてオピニオンを展開するコーナー。こちらでは、紙面で掲載しきれなかった「こぼれ話」を大特集。記者の質問も交えて、実際の取材現場を再現します。今回はけいっちが、苦しんだ昨年を乗り越え、勢いに乗りまくった2015年上半期を振り返りました。

 -755対決で劇的勝利。その結果として出版される写真集のお話も…。

 「撮影は北海道と東京でやったんですけど、すごく楽しかったですね。すごい考えて下さってて…。私のファンの方はあまり水着になって欲しくないっていう方が多いんですけど、個人的には雑誌の表紙とかもやりたいんで、むしろ着たいんですよね(笑)。あとはファンの方の『けいっちの素が見たい』っていう声を取り入れて下さったり、編集長さんが『けいっち 写真集』で何度も検索して、ファンの方の声をリサーチして下さってたんです。私自身は、滋賀に帰って自然の中で撮りたいですっていうことはお伝えして、そしたら滋賀ではなかったんですが、北海道で2日間、撮影していただきました。あとはやっぱり「※AKB調べ」でせっかく1位にいろいろなったのに、そこを出さへんっていうのもおかしいじゃないですか。初めて見る方はそういうので『あ、1位の子か』ってなるかもしれないし。だからどっちも取り入れて下さいましたね。東京ではセクシーめで、北海道ではカントリーめで…っていう感じでした」

 -初写真集を撮影してみて、いかがでしたか?

 「終わった直後は、とにかく楽しかったな~っていう感じでした。スタッフさんにも恵まれたし。755の企画でファンの方がチャンスくれなかったらやれてなかったんやなって思ったら、寂しくなっちゃった(笑)。とはいえ、終わって家に帰ってみたら、自分で『ちゃんと自分を出せたかな?』って考え初めて。出せたとは思うんですけど、撮影中もカメラマンさんに『撮影中に気を使ったり緊張したりしたら、同じ表情しかできなくなっちゃうよ。本当に気を使わないでいいし、我慢しないでいいから』って言われたんです。振り返ると、一緒の表情しかできなかったかも…って。でもやっぱり、いい作品ができた自信はあるので、好評で第2弾が出せるようになったらいいなって思います」

 -対決した古畑さん、込山さんとはその後、交流できましたか?

 「はい。ラジオでも共演したり、雑誌に出たりしたんですけど、奈和ちゃんもこみはるちゃんも、向こうから話しかけてくれて…。2人の方がすごい、私が気まずくならないような空気を作ってくれてて。奈和ちゃんなんか、会った瞬間抱きついてきてくれて、優しい子たちやなって感じましたね」

 -その流れで「ドリアン少年」も安定の選抜入り。

 「そうですね。正直なところ、単純なんですけど、自分のポジションがその曲へのイメージにつながっちゃうんですよね。自分のポジションがいいと、その曲がすごい好きになったりとか(笑)。でも今回は、ダンスも歌詞も(須藤)凜々花っぽくて、凜々花が大好きやからこそ、この曲も好きやし、もっともっと広めたいですね。もちろん、自分の曲でもあるわけですから」

 -須藤さんのセンターも話題になりました。

 「はい。ファンの方には『けいっち、センターやりたいのに、悔しいでしょ』って言われることもあるんですが、確かにそういう気持ちは持たないといけないのかもしれないけど、凜々花やからこそなくて。凜々花と(川上)礼奈は家族みたいな感じなので、逆に『もっと出ろ』って思っちゃいますね。もちろん、センターをやる実力はあると思うし」

 -もちろんご自身も、センターに立ちたいという思いはありますよね。

 「そうですね。私、公演曲とかも含めて、センター曲が1つもないんですよ。『ジッパー』も大好きな曲なんですけど、ポジションで言えば3人中3番目やし(笑)。だから、リクアワとかでもそうなんですけど、センターに立てて、『けいっちといえばコレ!』っていう曲ができたらいいなとは思います。そのためにも、もっともっと頑張っていきたいですね!」

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