「口数は少なく、手数は多く」所属ジム代表の格言に那須川天心が恐縮
11日に両国国技館で行われたボクシングWBC世界バンタム級挑戦者決定戦で、元世界2階級制覇王者のフアンフランシスコ・エストラダ(メキシコ)に9回終了TKO勝ちした那須川天心(帝拳)が12日、東京都新宿区の所属ジムで一夜明け会見を行った。世界挑戦権を獲得し、帝拳ジムの本田明彦会長によれば次戦は9月となる見通しだという。
5月2日に東京ドームで開催される王者・井上拓真(大橋)と元4階級制覇王者・井岡一翔(志成)の結果を待つ立場となったが、「エストラダ選手という偉大な選手がいたからこそ、こういういい試合ができたと思いますので、本当に感謝でしかないなと思っています」と語った。
昨年11月に井上拓真との王座決定戦でプロ初黒星を喫し、人生の岐路と位置づけた元2階級制覇王者との再起戦で鋭いボディー打ちを連発し、TKOで完勝。病院に直行していたエストラダは左肋骨(ろっこつ)を2本骨折していたと発表された。
浜田代表は、試合が近づくにつれて天心があまり話をしなくなったことに着目。「控室ではほとんどしゃべってないですよ。今までそういうことなかったんで、どれだけこの試合勝ちたいか、どれだけ追い詰められた状況で弾き返すか、それを感じた」と振り返った。「今、(この会見で)ずいぶんしゃべりだしましたけど、試合終わったからいいんじゃないかなと思います」「口数は少なく、手数は多くということになるんじゃないかと思います」と表現していた。
9月にも世界再挑戦となる可能性もあるが、挑戦する相手は5月2日の結果次第。天心自身はリベンジマッチを強く希望しており「KOは次にお預け」と拓真戦を念頭に宣言していたが、「もちろん(KOを狙う)。試合っていう感情もそうですけど、それ以上に(拓真に負けて)預けたものは大きいので、変な決着では終われないなとは思っていますので。何がなんでも勝ちにいきたいと思いました」と吐露した。
難敵をクリアして、戦績は8勝(3KO)1敗。
