魔裟斗【K-1】井上尚弥、中谷潤人のような「本物になれ」「強くなって稼げ」大久保兄弟に金言 収入4本柱も指南 スタッフには「選手は戦うことに集中させてあげて」と注文
「K-1 AWARDS 2024」(26日)
K-1のレジェンド・魔裟斗がK-1の今後を担う大久保琉唯・世璃兄弟へ「本物になれ」とエールをおくった。
プレゼンターとして出席した後に取材応対に参加。特に琉唯に対して「本物になれ。最近、本物じゃない格闘家が多くて、嫌なんだよ。俺」と語りかけた。「稼げ」という言葉もあったが、まず強くなることを大前提として「選手はファイトマネー、イベント出演、テレビ出演、あとは一番大きい広告収入。そういう4本の柱があるんで。その4本の柱をいかに確立するか」と具体的な道筋も指南した。
SNSを用いた選手個人単位での情報発信や、ブランドづくりも盛んになっている。「(自身の頃と)時代は変わっているので」と一定の理解も示した魔裟斗だったが、「K-1のスタッフももうちょいしっかりして、選手は戦うことに集中させてあげてほしいっていうのが、一番の本音かな」とした。また、こういった広報的な活動も並行することは「(選手の)負担が大きい」とも指摘した。
「今はボクシングがすごいじゃないですか」と井上尚弥、中谷潤人といった「本物」の名前をあげながら、「(彼らは)SNSとか必要ないじゃないですか。本物なんで」と指摘。「はがゆいと思うんですよ。(K-1の)選手は。なんで俺たち一生懸命やってるのに、SNSで何かやってるやつらがフィーチャーされてんだよと思ってると思うんですよ」とおもんぱかりつつ、「少しでもなんとかしたい」と、魅力を伝える側として語った。