「皆さん感じていると」井上尚弥がフェザー級転級後に再びスーパーバンタム級に戻す理由 まずはピカソ、アフマダリエフ
世界スーパーバンタム級4団体統一王座を防衛した井上尚弥が25日、キム・イェジュン戦から一夜明けての心境や今後について語った。
今後のプランは同席した大橋秀行会長が説明した。米プロモーション大手のトップランク社CEO、ボブ・アラム氏が試合後のリング上で、次戦はラスベガスで行うことを表明している。大橋会長はこの流れの中で、今春はアラン・ピカソと戦う方針で、その次はムロジョン・アフマダリエフとの試合を見込んでいるとした。
また、ファンが期待するフェザー級への転級プランについても言及した。決定ではないと念押しした上で、WBA世界フェザー級王者のニック・ボールとの対戦を、サウジアラビア「リヤド・シーズン」から要請されていることを明かした。そして、現時点ではこの試合をクリアした後は、再びスーパーバンタムに戻し“戦うべき相手”と試合を行うとした。
スーパーバンタム級とフェザー級の制限体重の差は1・8kg。一度、階級を上げてから戻すやり方について、尚弥は「可能ではあります」と、これまでの調整から語った。また、スーパーバンタム級のベルトは保持したままフェザー級の試合を行う方針と、大橋会長は語った。
なぜ、わざわざスーパーバンタム級に戻すのか。その意味を「皆さん感じていると思う」「一つ意味があって、またスーパーバンタムに戻ると思う」と表現。具体的な名前は今回は出さなかったが、ファンが期待するビッグマッチの実現を、尚弥自身も期待していた。