「だから（状況は）なんとなく分かるんですけど、沢田さんは許せなかったんでしょうね」とステージからまる分かりの空席が目立つ状態で歌うことは、心情的に難しかったと理解を見せた。

　タレントのビートたけし（７１）が２０日、レギュラーを務めるＴＢＳ「新・情報７ｄａｙｓ」に出演。歌手の沢田研二（７０）が、１７日にさいたまスーパーアリーナで開催予定だった公演を開演の約１時間前に中止したことに触れた。

　「まあね、我々みたいにジジイになったんだから、ワガママになるんだよ。年取って有名になって売れてくると、だんだん図々しくなるんだよ、我々。私もそうですけど」

　それでも全６６公演のツアーに「よくこれだけできるね。俺だったらとっくにやめてるよ、疲れちゃって」と７０歳にしてこれだけの規模のツアーを敢行するジュリーに感服していた。

　ダウンタウンの松本人志が２１日、フジテレビ系「ワイドナショー」で“ジュリー”こと歌手・沢田研二の公演ドタキャン騒動について言及。

　松本は「歌いながら客席スカスカやったら、絶対いいパフォーマンスできない。やったらやったでどこかの週刊誌が客席ガラガラって悪意をもって書く。やっても地獄、やらなくても地獄」と演者目線でコメントした。

　「僕はコンサートはやらないですけど、スタッフに楽屋でいろいろとお願いされて『長い経験で分かるから、うまくいかないですよ』って言っても、『絶対なんとかしますから』って。で、いざふたを開けたら『すみません…』ってことがよくある」

　沢田のプロ意識を批判する声に対しても「プロって言い出すなら、イベンターのプロ意識はどうなんですかってこと。約束したならちゃんと満員にしたってくれよ」とジュリーを擁護した。