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「鶴瓶・新野のぬかるみの世界」 生き別れた母への愛慕からディレクターが番組に 

 「鶴瓶・新野のぬかるみの世界」はラジオ大阪が制作した昭和の伝説的ラジオ番組だ。パーソナリティーは落語家の笑福亭鶴瓶(67)と、放送作家の新野新(84)。20代と40代だった男2人が日曜深夜に“うだうだトーク”を繰り広げた。夢中になったリスナーはいつしか“ぬかる民”と呼ばれるようになった。番組を企画した当時のディレクター・岩本重義(75、現在はKBS京都ラジオ「仁鶴の日曜想い出メロディー」ディレクター)に制作意図を尋ねた。=敬称略=

  ◇  ◇  ◇

 親子の会話のような番組を作ってみたかったんです。息子とお母さん。お父さんでもいいんですけど。どうしてかというと、私は実の母親の顔を知らないんです。母と話してみたいなというのが子どもの頃から社会人になってもずっとありました。

 両親は私が小学1年になるまでに離婚していました。事情は知らないです。父親が戦争に行っていました。戦争から帰ってこないと祖父母が考えて離婚になったのか…。

 社会人になってから母を探しました。四国の出身ということが分かり、その時点で亡くなっていた。向こうの家に連絡して墓参りをさせてもらったんです。初めて母方の祖母に会いました。あちらの親戚にはその後とても良くしていただいてます。

 母は40代で亡くなったそうです。再婚はしていないと。父と離婚後も私の様子を見に近くまで来てくれたそうです。母の写真は子どもの時分しか残ってなくて。それを引き延ばして飾っています。(談)

 【鶴瓶・新野のぬかるみの世界】1978年4月9日~89年10月1日までラジオ大阪で毎週日曜深夜に放送された昭和の伝説的ラジオ番組。リスナーは「ぬかる民」と呼ばれ、「ぬかるみ語」なる言葉も。スポンサーなしのまま放送が続いて存続危機となり、お好み焼きの「千房」がスポンサーとなって存続した。

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