SMAP存続へ 生放送で騒動を謝罪

 グループ消滅の危機に揺れるSMAPが18日、5人そろってフジテレビ系「SMAP×SMAP」(後10・15)に生出演し、木村拓哉(43)が「先週からお騒がせしました。このままだと空中分解になりかねない状態だと思いましたので、5人がしっかり顔をそろえて皆さんに報告することが何より大切だと思いました」と述べた。中居正広(43)は「本当に申し訳ございませんでした」と謝罪した。木村は「これから自分達は何があっても前を向いて歩いて行く」と述べ、グループの存続を表明した。

 番組冒頭ではファンからテレビ局に届いた8000通というメッセージを紹介。「これからもずっと応援します」「SMAPが大好き」などの声が読み上げられた。

 その後、メンバーが順番に今回の騒動に関してそれぞれの言葉を述べた。トップに立ったのはリーダーの中居ではなく、ジャニーズ事務所への残留の意思を示していた木村だった。「先週からSMAPのことで世間をお騒がせしました。このままだと空中分解になりかねない状態だと思いましたので、5人がしっかり顔をそろえて皆さんに報告することが何より大切だと思いました」と述べた。

 2番手は稲垣吾郎(42)。「僕たちのことでお騒がせしてしまったことを申し訳なく思っております」と謝罪。「これからの自分達の姿を見ていただき、応援していただけるように精一杯頑張ってまいります」と今後もグループとして活動することを約束した。

 3番手に香取慎吾(38)。「本当にたくさんの方に心配していただき、申し訳ございませんでした」と深く頭をたれた。少し時間をおいて「これから皆さんと一緒に笑顔を作っていきたいと思います」と存続を誓った。

 4番手はリーダーの中居。苦渋の表情を浮かべ「今回の件でSMAPがどれだけたくさんの皆さんに支えていただいているか強く感じました。本当に申し訳ございませんでした。これからもよろしくお願いいたします」と謝罪と今後の活躍を約束した。

 次に草なぎ剛(41)。「ジャニーさんに謝る機会を木村くんが作ってくれました」と事務所社長に謝罪したことを明かした。

 締めの言葉やはり木村。「これから自分たちは何があっても前を見て、ただ前を見て、進みたい」とグループの存続を強く訴えた。

 ジャニーズ事務所はこの日午後、報道各社にFAXを送り、同番組の一部を変更して生放送となったことについて、「5人のメンバーの口から直接、現在の心境を語らせて頂くことが、せめてもの誠意を尽くせることと考え」などと理由を説明した。

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