ASKA“クスリ漬け生活”告白

 覚せい剤使用などで執行猶予付きの有罪判決が確定した歌手のASKA=本名・宮崎重明=(57)が19日、自身に覚せい剤などを譲り渡したとして麻薬取締法違反(営利目的譲渡)の罪などに問われた暴力団幹部、安成貴彦被告(47)の、東京地裁で開かれた第5回公判に証人出廷した。法廷にはついたてが設けられ、傍聴席からASKAの姿は見えなかったが、張りのある声で証言。“クスリ漬けの生活”を赤裸々に振り返った。

 昨年9月12日に開かれた自身の判決公判以来、ASKAが188日ぶりに法廷に戻った。証言台を囲むようにコの字形のついたてが設けられ、傍聴人や被告人の目には触れず。関係者によると紺のスーツに青のネクタイ、黒縁メガネで、顔は若干やつれ気味だったが、腹部の肉付きが目立ったという。

 自身の裁判ではかすれた力ない声だったが、この日はマイクを使ったこともあり、はっきりした聞き取りやすい声。「証人宮崎重明です」と宣誓して、尋問に答えた。

 覚せい剤3グラムを仲介役の男=同法違反などの罪で実刑判決、控訴=への報酬を含めて36万円で購入したといい、「お菓子の中に入ってました。リラックスして、とても落ち着きました」「1日3回ほど使ってました。1回ごとに0・1グラムを」などと説明した。

 よどみなく証言を続けたが、起訴内容を否認している安成被告について聞かれたときは一瞬、答えづらそうにする場面も。仲介役が安成被告に自分の“正体”をバラしたことを、「立腹しました。名前を出さないのが最低必要条件だったから」と振り返った。

 元愛人で、覚せい剤取締法違反などの罪で有罪判決を受け控訴した栩内香澄美被告とみられる人物とのメールのやりとりについても、証言を求められた。“質問攻め”は当初予定の1時間を過ぎ、85分間も続いた。

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