【上田まりえ 44】生放送より緊張!妻として初めての都市対抗観戦

 毎年のように観戦に行っている都市対抗野球。今年は私にとってちょっと特別なものになりました。

 私の夫は、トヨタ自動車の野球部に投手として所属して5年目。今年2月に結婚したので、妻として夫の試合を見守るのは初めてのこと…なぁんて言うと大げさな感じになりますが、緊張の連続でした!家族席での応援も、チームメイトのご家族や同僚の方にお会いするのも初めて。「上田さん!」と声をかけていただくたび、タレントという仕事をしているくせに極度の人見知りである私は、動揺を隠すのに必死でした。

 ある選手の奥さんから「竹内さん!」と呼ばれたときには、一緒に応援に行った夫の母と妹と祖母も、「そっか、まりえちゃんも同じ竹内さんなんやね。」としみじみ。夫が大学生のときも、お母さんとはいつも一緒に応援に行っていたので、嫁としても初めての観戦です。

 夫は、中継ぎ。どのタイミングで投げるかわからないし、そもそも投げないことも多い。夫が投げるときはピンチの場面なので、むしろ投げない方がチームにとってはいいことなんです。私とお母さんとおばあちゃんは世間話をしながらワイワイ応援。3人兄妹の末っ子でとってもマイペースな妹ちゃんは大声援の中ウトウト。「きっと投げないだろう!」と油断していました。

 両チームの先発投手の好投が続き、1対1のまま迎えた9回表。相手チームの先頭打者がヒットを放ち、送りバントで、1アウト2塁。ここで投手交代し、2アウト2塁。“よし、あとアウト1つ!”と祈っていたその時です。マウンドを見ると、また投手が変わっている…あれっ!?「ピッチャーは竹内」…夫の名前がコールされた瞬間、周囲の視線が一斉にこちらへ向き、私は手に持っていたうちわで目を覆い、お母さんとおばあちゃんは一気に無口に。完全に目を覚ました妹ちゃんの背筋はピンと伸びていました。

 見事5球で見逃し三振。ピンチを切り抜けたのですが…正直なことを言うと、いつもの生放送よりも緊張しました!自分のことではなく、人のことでこんな気持ちになれるなんて…と、幸せに感じたのと同時に、週6日の出稼ぎ生活のために普段何もしてあげられていないことを反省しました。今できることは、自分の戦いを頑張ること。「負けたくない!」と、マウンドの上で戦う夫に対してライバル心が芽生えた日でもあったのでした。

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