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人生はサバイバル!本郷猛、デイリー見参!

 芸能生活51年、そして仮面ライダーの放送開始から45年という年が明けた2017年の新春、デイリースポーツさんで連載コラムを担当させていただくことになりました。藤岡弘、と申します。まずは読者の皆さんに、私の氏名の後に付けた「、」について語らせていただきましょう。

 「、」には「我、未完成」「我、未熟なり」という思いが込められています。「。」は終わりですからね。「、」でいったん歩みを止め、自分を見つめながら再び前を向いて前進し続ける。人生は一度きり。アンコールもリハーサルもありません。今、この一瞬一瞬が歴史になって残っていく。己の心臓が止まるまでが“青春”であるという気持ち、それが「、」なのです。

 半世紀の俳優人生を振り返ると、仮面ライダーは時代に求められ、天のシナリオに乗って登場したという思いがあります。日本が東京五輪から経済大国への道をばく進する機運に連動している実感がありました。映画が斜陽になり、テレビの時代に彗星のごとく現れた仮面ライダー。テレビから希望の光を受け止めた当時の子どもたちも今では50代。日本の中枢を支えておられる世代です。不思議な縁を感じています。

 16年は約45年ぶりの本郷猛の復活。単独主演を務めた映画「仮面ライダー1号」が公開され、NHK大河ドラマ「真田丸」では待望の本多忠勝役をいただきました。俳優として充実の1年でしたが、世界的な観点に立てば、17年は大転換期の始まりになると思います。何が起きてもおかしくない時代。リスクに備え、覚悟を持って生きる。人生はサバイバル。人生は探検の旅。その気持ちがあれば、どんなことでも乗り越えられると思います。

 私は100カ国近くを旅し、いろいろな国で真剣斬りをお見せしましたが、どの国や民族においても反応がすごかった。生き方も「真剣」です。この連載のタイトルも「真剣に燃えて生きろ」とさせていただきました。どうか、今後ともよろしくお願い致します。

 ◆藤岡弘、(ふじおか・ひろし)2月19日生まれ、愛媛県久万町出身。65年に松竹映画で俳優デビュー。71年放送開始「仮面ライダー」の本郷猛役で一躍スターに。「日本沈没」「野獣狩り」など主演映画多数。テレビでは「特捜最前線」やNHK大河ドラマ(7作)、「探検シリーズ」などでお茶の間に浸透。84年、ハリウッド映画「SFソードキル」に主演し、日本人で初めて全米映画俳優組合入り。真剣の演武を世界各地で行う武道家でもあり、紛争地域や難民キャンプでの支援活動を展開してきた。

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