伝説的ロックバンドのドラマー 「一切の遠慮なし」赤裸々な自伝を発表 亡くなったメンバーをのぞき全メンバーが回顧録
ロックバンド「ザ・スミス」のドラマーであるマイク・ジョイス(62)が自伝「ザ・ドラムズ」を発表した。英マンチェスター出身の同バンド、マイクはモリッシー、ジョニー・マー、故アンディ・ルークさんとの経験について「一切の遠慮なし」に語っているという。
11月6日に発売予定の同本についてHMVの商品説明にはこう記されている「ザ・スミスにバンドとしての紹介は不要だ。1982年に結成し1987年に解散、5枚のスタジオアルバム全てが英国チャートトップ5入りを果たした。史上最も影響力のあるグループの一つとして広く称賛されている」「マイクはバンド最後の自伝出版者で、ザ・スミスでドラムを叩いた体験を包み隠さず綴った。率直で機知に富んだ回想を通じ、彼とベーシストのアンディ・ルークが互いに問い続けた疑問『一体どこがうまくいったのか?』への答えを探る」「ザ・スミスの過去の大半はすでに正史として確立されている。マイクは『ザ・ドラムズ』で、そういった記録された象徴的な瞬間を再び叙述するのではなく、バンド在籍時代の『感覚』を伝えている。型破りで率直かつ機知に富んだ視点により、彼はファンお気に入りの瞬間を、自らの人生への美しくも脆く人間味あふれる洞察を通じて再文脈化している」
今回のマイクの自伝によって、2023年にすい臓がんと闘病の末59歳で死去したアンディさんを除く、全バンドメンバーが回顧録を出版したこととなる。ちなみにフロントマンのモリッシーは2013年に『オートバイオグラフィー』を、ギタリストのジョニーは2016年に『セット・ザ・ボーイ・フリー』を発表している。
同バンドは1987年8月、最後のスタジオアルバム「ストレンジウェイズ、ヒア・ウイ・カム」のリリース直前に解散、長年にわたり再結成の噂が絶えないものの、ジョニーはモリッシーの政治的見解が再結成の妨げになっていると主張し続けている。
