「スーパーマン」悪役俳優が死去 87歳

 英俳優テレンス・スタンプさんが死去した。享年87歳。1978年の映画「スーパーマン」および1980年の続編「スーパーマンII 冒険篇」で悪役ゾッド将軍を演じたことで広く知られるスタンプは、17日の朝に息を引き取ったと遺族が発表した。

 遺族は声明で「彼は俳優としても作家としても素晴らしい作品を残しました。それらは今後何年にもわたって人々の心に響き、インスピレーションを与え続けるでしょう」と語っている。

 1938年、ロンドンの下町イーストエンドにタグボートの火夫の息子として生まれたスタンプは、第二次世界大戦中の空襲の中で育ち、学校卒業後は広告業界でメッセンジャーとして働いた。その後、奨学金を得て演劇学校に進学。

 若き日のマイケル・ケインとフラットをシェアしていたスタンプさんは、ピーター・ユスティノフ監督による1962年の映画「奴隷戦艦」で主演を務め、映画デビューを果たす。演技は高く評価され、アカデミー賞にもノミネートされた。

 1960年代後半には、フェデリコ・フェリーニやピエル・パオロ・パゾリーニといった名監督によるイタリア映画に出演。その後一時的に表舞台から遠ざかるも、「スーパーマン」でハリウッドに復帰した。

 以降も「プリシラ」(1994年)、「ワルキューレ」(2008年)、「アジャストメント」(2011年)など、数多くの映画に出演し、存在感を示し続けた。

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