『リロ&スティッチ』俳優死去、46歳 死因は明らかにせず

 映画『リロ&スティッチ』の2025年実写版に出演した俳優デヴィッド・H・K・ベルさんが46歳で亡くなったことが、姉のジャリーン・カナニ・ベルによって15日に明らかにされた。

 ジャリーンは自身のフェイスブックで「優しく、才能豊かで、ユーモアがあり、賢く、素晴らしい弟を失ったことを深く悲しんでいます」とコメント。高校卒業の日に弟と初めて対面し、それ以来、生涯にわたる強い絆を築いてきたという。

 デヴィッドは俳優業を愛し、映画業界に情熱を注いでいた。『リロ&スティッチ』の公開に向け、家族のために「最高の席」を購入し、共に鑑賞したばかりだったという。声優や舞台活動にも精力的で、コナ空港のアナウンスなど、多くの場でその存在感を示していた。

 ジャリーンは「彼は私たちの人生の明るく輝く星であり続けます」と述べ、デヴィッドとの思い出を語った。突然の訃報を受け、家族はシェイブアイス(かき氷に似たハワイのスイーツ)を食べながら故人を偲び、喪失感を分かち合ったという。

 そして弟を育てたコミュニティへの感謝とともに、「彼との思い出を永遠に大切にする」と締めくくっている。

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