人気声優が銃撃され死去 同性愛者嫌悪の嫌がらせか 飼い犬の頭蓋骨も置かれる
「キング・オブ・ザ・ヒル」の声優として知られたジョナサン・ジョスさんが死去した。59歳だった。米長寿アニメでジョン・レッドコーンの声を務めていたジョナサンさんは先月31日、サン・アントニオで銃撃を受け死亡した。犯人のシグフレド・アルバレス・セハは現場から逃走したものの、警察によって拘留され、殺人容疑で逮捕されたと発表されている。
夫のトリスタン・カーン・デ・ゴンザレスさんは事件についてフェイスブックに投稿、前の家に郵便物を確認に行ったところで銃撃されたとしている。トリスタンさんによると、近隣住民が同性愛者である2人の関係を受け入れず、およそ2年間にわたる嫌がらせと脅迫を受けた末に、その家は燃やされたが、度重なる通報にも関わらず、警察は何もしてくれなかったという。そして、郵便物を取りに戻りに行ったところ、飼っていた犬の頭蓋骨とハーネスが目に付く場所に置かれており、そのショックから泣き叫んでいた際に男性が同性愛侮辱の暴言を叫びながら近寄ってきた男に銃撃されたという。
「男が発砲した時、ジョナサンが僕を押しのけてくれました。彼は僕の命を救ってくれたのです」「彼は2人の男性が愛し合うことを我慢できなかった人物によって命を奪われました」と続けた。
ジョナサンさんは「キング・オブ・ザ・ヒル」のほか、「パークス・アンド・レクリエーション」「ER緊急救命室」「チャームド~魔女3姉妹~」などのドラマや、「トゥルー・グリット」「マグニフィセント・セブン」などの映画にも出演した。
