人気映画監督、トランプ大統領の映画関税案を嘲笑「その方法では出荷できないんだ」
ウェス・アンダーソン監督が、ドナルド・トランプ大統領による「映画関税100%」の方針についてコメントした。海外で製作された映画に100%の関税をかける案について、映画業界では非難の声が高まっている。
自身が監督した新作映画「ザ・フェニシアン・スキーム」のカンヌ国際映画祭記者会見でアンダーソンは「この映画を税関で足止めにしてくれる?その方法では出荷できないんだ」と発言、会場の笑いを誘いつつ、こう続けた。「関税100%なんて聞いたことないから興味深いよ。私は経済の分野の専門家じゃないが、彼が全てのお金を取ると言っているように感じる」「それで私たちが得るものは?自分にとっては理解し難いね」。
一部がドイツで撮影、フォーカス・フィーチャーズ配給の同新作はベニチオ・デル・トロ、マイケル・セラ、ミア・スリープルトンらが出演、ケイト・ウィンスレットの娘であるミアは、ベニチオ演じる実業家ザ・ザ・コルダの娘で、チェーンスモーカーの修道女リーゼルを演じる。またマイケルは怪しい家庭教師ビョルン・ルンド役で登場、他にもトム・ハンクス、ブライアン・クランストン、ジェフリー・ライト、リズ・アーメッド、スカーレット・ヨハンソンらが出演する。
ストーリーの核心についてベニチオとミアのキャラクターの父娘関係と語っていたアンダーソン、記者会見中マイケルや最前列に座っていたビル・マーレイとの今後のコラボレーションを約束していた。
