俳優のハリソン・フォードはＪｅｅｐのＣＭへの出演を当初断っていたそうだ。９日（土）に開催されたスーパーボウルで流れたＣＭに登場していたハリソンは、『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』のジェームズ・マンゴールド監督と再タッグを組むチャンスがあったため、最終的に首を縦に振ったという。

　「最初はいつも断るんだ」「（でも、このＣＭは）洗練されていて、個人的なものになった。（ジェームズの後押しで）本当に心地よく感じるものになったんだ」

　そして「取扱説明書」と題された２分間のＣＭの内容については　「人生を反芻しているんだ。自分の人生をコントロールし、選択すること、そして自分の人生に責任を持つことについてだ」と説明した。

　しかし、『キャプテン・アメリカ：ブレイブ・ニュー・ワールド』が１４日（金）に公開されるハリソンは、同広告が試合当日に放送されることをあまり気にかけていなかったそうで、「僕たちも他のみんなと同じように、そこで食べたり飲んだりするだけさ。試合を見るためにそこにいるんだ」「ＣＭは見たし、どう終わるかも知っているからね」と語った。

　ハリソンは、山脈を背景に米国旗が風に揺れるシーンから始まる同ＣＭの中で、カメラに向かい「僕たちがする最も長いことは、人生を生きることだ。でも、人生には取扱説明書なんてついていない。それがあったらよかったよね。でも、それは僕たちが自分の物語を書けるってことなんだ」と語りかけている。