映画監督、大ヒット作引き受けたのは「子どもを養うため」

 タイカ・ワイティティ監督(48)が、映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』を引き受けたのは子供を養うためだったと明かした。スーパーヒーロー映画の同シリーズ2作を手掛けたワイティティ監督は、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)で仕事をすることには全く興味がなかったそうだ。

 ポッドキャスト番組『スマートレス』でワイティティ監督は「あのね、そういう映画を撮る気はまったくなかったんだ。作家としてのキャリアの計画にはなかったんだよ。でも、私は貧乏だったし、2人目の子供が生まれたばかりだった。子供たちを養うために、いい機会だと思ったんだ」と語った。

 ワイティティ監督はさらに、「正直に言うと、『マイティー・ソー』作品は、おそらく最も人気のないシリーズだった。私は子供の頃、『ソー』のコミックを読んだことがなかった。手に取ったら『あーあ』ってなるコミックだ。それで、ちょっと調べてみた。1冊読んだよ。18ページとか、どんなに長くても読んでみたんだ」と続けた。

 また、マーベルが、自分に接触してきたことについて、「彼らに残された場所はなかったと思う」とし、当時マーベルが同シリーズの展開について迷っていた様子だったと振り返っていた。

 一方で現在「スター・ウォーズ」シリーズの新作を含め、他にも様々なプロジェクトを手掛けているワイティティ監督は、インサイダーとのインタビューで、「マーベルが大好きだし、彼らと仕事をするのが大好き」としつつも「私が次は関わらないことは分かっている。契約した他の作品に集中するつもりだ」と語っており、「マイティ・ソー」シリーズの次回作に関わる可能性は低いことを示唆している。

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