ベテラン俳優 自身にかけられた性的暴行疑惑を一蹴

 俳優クリス・ノース(68)が、自身にかけられた性的暴行疑惑について「まったく馬鹿げている」と断言した。人気ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』で知られるクリスは、2021年12月に複数の女性から過去の性的暴行を告発されたことを受けて、次々と仕事を失っている。一方、唯一の罪は妻タラ・ウィルソンへの裏切りであったと主張するクリスは、告発者たちの「付け足し」話は「まったく事実無根」であるとコメント、「僕は妻を裏切ってしまった。妻を打ちのめしてしまい、顔向けできない」「それは犯罪ではない」とUSAトゥデイに語った。

 クリスは以前にも、同疑惑を否定しており、妻を裏切ったことは間違いだったものの、セックスは合意の上だったとし、「多くの男性がするのと同じ言い訳を自分にするんだ」「誰も傷つけていない。誰にも知られないし、セックスはただ楽しいだけ。それで突然、多くの人が自分とセックスしたいと言い出した。『もう二度とこんなチャンスはない』って感じだよ」と語った。

 同告発後、クリスは『AND JUST LIKE THAT.../セックス・アンド・ザ・シティ新章』と『イコライザー』から降板、所属事務所と袂を分かち、米オンライン・フィットネス大手のペロトン社の広告から外された。また、自身のテキーラ・ブランド「アンバー」では1200万ドル(約18億円)の契約を失った。

 2人の息子がいるクリスはこう続けた。「僕は俳優だ。他にもクリエイティブにやりたいことがある。子供もいる。自分の地位に甘んじているわけにはいかない。だから、1年を漂流させるだけの余裕はあるけれど、企業は怯えているから、クラブやビジネスに戻るのにどう判断したらいいのか分からない」

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