大物歌手が書いた手書き歌詞原稿を売ろうとした男性3人が逮捕

 イーグルス、ドン・ヘンリー(74)の手書きの原稿を売ろうとしたとして3人の男性が共謀罪で起訴された。アルバム「ホテル・カリフォルニア」の歌詞が書かれたその原稿は1970年代に行方不明になり、2000年代に3人の男性の所有物となっていたが、男性らはそれをオークション、更に返却を求めていたヘンリーに売ろうとしたという。

 グレン・ホロウィッツ、クレイグ・インキアルディ、エドワード・コシンスキーの3人について、地方検事のアルヴィン・ブラッグ氏は声明の中でこう話している。「この被告らは唯一の価値ある原稿を保管し売買しようとしました。その権利が自分たちにはない事を知っていながらです。その書類の発端や自分たちの所有権に関する話を作り上げ、利益を得る権利があるとしていました」

 この原稿は100万ドル(約1億4千万円)の価値があるとされており、1976年のタイトルトラックや「駆け足の人生」「ニュー・キッド・イン・タウン」といった曲の歌詞も含まれている。

 一方、男性3人の弁護士はこう主張している。「地方検事は、存在しない犯罪を主張し、尊敬されているプロフェッショナルの評判を不当に落としています。この不当な罪に対して闘っていきます。この男性たちは無実です」

 一方、ヘンリーのマネージャー、アーヴィング・アゾフはこう声明を発表している。「ニューヨーク郡地方検事のアルヴィン・ブラッグと彼のスタッフがこの裁判を継続し、公正な裁きが行われる信念を持っていることに感謝しています。この行動が、非常にパーソナルで、正当性の名のもと隠されていた盗難品である音楽の記念品についての真実を明らかにします。不法により入手した財産を売却したり、音楽史の中で代替の効かない盗難品から利益を得る権利はありません。これらの手書きの歌詞はドン・ヘンリーが50年以上のキャリアの中で作り上げた伝説の不可欠な部分であります。ドンの財産が返還され、彼やその家族が保管することとなることを楽しみにしています」

 イーグルスのメンバー、故グレン・フレイからその原稿をもらったと主張してもいた3人の男性は今回、第4級の共謀罪が決定、インキアルディとコシンスキーは第1級の盗品の不法所持の罪、一方ホロウィッツは第1級の盗品の不法所持の罪と更に第2級の告発を免れるために口を割った罪2つが決まった。

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