超大物ミュージシャン 74歳でまた薬物依存症が再発、リハビリ施設へ

 ロックバンド「エアロスミス」のボーカル、スティーヴン・タイラー(74)が、リハビリテーションに専念している。足の手術後、鎮痛剤を再び使用し始めたところ薬物依存症が再発、現在リハビリ施設で治療プログラムを受けているという。

 スティーヴンの健康状態により来月、再来月のラスベガス定期公演がキャンセルとなったエアロスミスはこう声明を発表している。

 「皆もご存知のように、俺たちの最愛の兄弟、スティーヴンは何年にも渡り薬物からの脱出に努めてきた。ステージに上がるために足の手術を受け、術後の痛みを処理していたところ最近その問題が再発し、健康と回復を目指し自ら治療プログラムを受けることになった」

 「彼が自身の健康向上に努める間、6月、7月のラスべガス定期公演の初回セットをキャンセルしなくてはならなくなった。俺たちのファンと友人には本当に申し訳なく思っている」

 薬物とアルコール依存との闘いを長年続けているスティーヴンだが、自身では制御不能であると以前告白していた。

 「俺は常習癖があって、自分の大好きなドラッグがあった。その使用を止める事が出来ず、俺の子供たちを傷つけ、俺の人生を傷つけ、俺の家族を傷つけ、俺のバンドを傷つけた」「バンドにも入らず、何も気にしないという時期があった」

 そして自身の薬物依存をルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』に例え、「俺は最悪の道を下って行った。ウサギの穴に落ちた。アリスを追いかけ続けた」と話していた。

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