イスラム教徒初のアカデミー賞主演男優賞ノミネート!「嬉しいよ」

 リズ・アーメッド(38)は、イスラム教徒として初めてアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたことを誇りに思っているそうだ。「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」で、次第に聴覚を失っていくロックバンドのドラマー、ルーベン・ストーン役を演じたリズは、イスラム教徒と聴覚障害者両方のコミュニティが自身の同式典への登場を喜んでくれることを願っているという。

 リズは「僕にとって重要なのは、この瞬間に出来るだけ沢山の人が共感してくれるということなんだ。僕が初めて(アカデミー賞)主演男優賞にノミネートされたイスラム教徒であるということにとても親近感を感じてくれる人がいるけど、それはとても素敵なことであり、僕はその考え方をサポートするよ。もしこれが、映画の世界に欠けていたテーマである視聴覚障害者に焦点を当てている映画だということで、とても喜んでくれて、そのことで親近感を感じてくれる人がいれば、それも素晴らしいことだ。もし僕が(ロンドンの)ウェンブリー出身だという理由で応援してくれる人達がいるとしたら、それもクールなことだと思う」とBBCに語る。

 また、今年のアカデミー賞ノミネートは今までで最も多様性に富んでおり、彼の歴史的ノミネートは、社会が進歩している証拠だと考えているという。「でも本当に重要なことは、ノミネートされた人達全てを見渡してみると、本当に沢山の『初めて』がいるということなんだ。スティーヴン・ユァンは、初めてのアジア系アメリカ人の俳優であり、アンソニー・ホプキンスは最年長、チャドウィック・ボーズマンは亡くなった後にノミネーションされた。これは、黒人の男優として初めてだ。社会の行動様式がみんなで前進しているこの瞬間の一員となれることは嬉しいよ」と続ける。

 なお、ラッパーとしても評価の高いリズだが、今回聴覚を失う役を演じたことで、今後ギグでは耳栓をつけるつもりだという。「ギグに行く時は耳栓を持って行く必要があると確実に気づかせてくれたよ。これは、友人のDJ達が悲しいことに聴覚を失ってきたことに気が付いて、もう何年も前に始めたことなんだよ。音楽の世界ではとてもよくあることなんだ」と話した。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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