衝撃のソロデビューを飾った女性R&Bシンガー“一発屋”状態になった理由を明かす

 ローリン・ヒルがソロデビューアルバム「ミスエデュケーション」の後、作品が続かなかった理由を明かしている。1998年の衝撃デビュー作以降、自身のレーベルから誰も次回作の依頼をしてこなかったという。

 ローリングストーン誌のポッドキャスト番組「500グレイテスト・アルバムズ」にローリンは出演。「ひどかったのは私のレーベルから誰も連絡を私にくれなかったし、別のアルバムを作る提案もなかった。全くよ。私言ったわよね?全くよ!」と当時を回想していた。

 ちなみに、ソロデビュー作はグラミー賞でアルバム・オブ・ザ・イヤーをはじめ5部門を受賞。1990年代のR&Bの傑作と位置付けられている。

 また、セカンドアルバムが出ない原因はほかにもいろいろとあったそうで、ローリンはこう続ける。「『ミスエデュケーション』は先例のない作品だった。ほとんどのことで私は探求、実験、表現する自由があったから。『ミスエデュケーション』以降、触手の如く妨害が生まれた。政治、抑制的な計略、非現実的な期待、サボタージュがあらゆる場所でね。人々が自分の成功物語に私を入れてきた。私のアルバムと関連付けながら。で、その物語が私の経験と矛盾しようものなら、私は敵と見なされた」

 また、デビュー作の世間の評価に関してローリンは「私はいつだって、アーティストとしての自分自身にかなり批判的。だから違うやり方もできたという意見には納得する。けど、このアルバムに入っている愛、情熱、意図は自分にとって否定しがたいものね」と続ける。

 その後、2002年にライブアルバム「MTVアンプラグド」をリリースしたローリン。当時の音楽制作に関する自身の姿勢についてこう明かしてもいた。「私の意図は単純に、音楽や社会的、政治的闘争の中にいた先人たちに、彼らが自分を犠牲にし与えたものを確かに受け取った人間がいると知らせたかった。そして、私の仲間たちにはその真実の中を皆で、誇りと自信と共に歩いていくことができるとね」「あの時代、私はそうする義務と責任が自分にあると感じていた。規範に挑戦し、新たなスタンダードを提示した。『ミスエデュケーション』がそうだったし、私はいまだにそうしていると信じている。慣習に疑問を感じたらそれに逆らうという」 (BANG Media International/デイリースポーツ)

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