ピカチュウ俳優、恵まれない環境のプロ100人をイベントに自腹で招待

 映画「名探偵ピカチュウ」や「ブレイド」で知られる俳優・ライアン・レイノルズ(43)が、マーケティング関連イベント「ブランドウィーク2020」へ向けて多様なバックグラウンドを持つプロフェッショナル100人分の参加費用を負担したそうだ。ライアンは、今週5日間に渡りヴァーチャル方式で開催される ディスカッションやセミナーなどが満載の同イベントに、恵まれない環境出身のプロフェッショナル達を自腹を切って招待したという。

 その出席者の1人ティファニー・ブラックさんは14日こうツイッターに投稿している。

 「今週、初めてアドウィークの『ブランドウィーク』に出席します。多様なバックグラウンド、そして社会から取り残されたコミュニティ出身のプロフェッショナル100人が『ブランドウィーク』に参加できるよう、その費用を個人的にカバーしてくれたライアン・レイノルズさんに特別の感謝を。選ばれたことは本当に光栄です」

 これに対し、ライアンは「ティファニー、君が参加してくれてとても嬉しいよ。イベントで会おう」と返答している。今回ライアンは、アドウィーク誌が主催するこのイベントのブランドジーニアス賞式典において、自身のジン・ブランドであるアビエーション・ジンや、自身のコンテンツ製作会社マキシマム・エフォートでの活躍、さらに携帯電話会社ミントモバイルを通した募金活動などを称され、ブランド・ビジョナリー賞を受賞する予定となっている。

 一方ライアンは今年6月、妻で女優のブレイク・ライブリーと共に先住民女性を対象とした指導者育成の取り組みに20万ドル(約2160万円)を寄付している。カナダのノバスコシア州にあるセント・フランシス・ザビエル大学のコーディー・インスティチュートによるプログラム「ザ・サークル・オブ・アバンダンス」に巨額を寄付するかたちで、先住民女性の指導者育成を支援、同インスティチュートによる先住民対象プログラムや女性指導者国際センターの活動へ向けた募金達成目標額100万ドル(約1億800万円)に貢献していた。

 夫妻は当時こう声明を発表していた。「私達は、コーディー・インスティチュートの素晴らしい先住民女性対象プログラムを支援できてとても嬉しく思っています。私達は、彼らの活動、そして会話に圧倒されました。この歩みに参加することを楽しみにしています」(BANG Media International/デイリースポーツ)

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