米国版「徹子の部屋」で嫌がらせ告発騒動 制作指揮者がいじめ、不当解雇…司会者にも矛先

 『エレンの部屋』の複数スタッフが、同番組の制作が「劣悪な労働環境」の中行われていると指摘した。現任1人、そして過去に働いていたスタッフ10人が、エレン・デジェネレスがホストを務める同番組の製作総指揮の3人、エド・グラヴィン、メアリー・コネリー、アンディ・ラスナーにより「嫌がらせ」を受けたと告白している。

 ある関係者はバズフィードにこう話す。「スタッフ全員の責任者である製作総指揮の3人が、イジメや嫌がらせの風潮を現場にもたらせているのです。『エレンの部屋』で仕事が出来ることは幸運であり『ここで働きたい者は他にも多くいるので、問題があれば辞めるべきだ』と彼らは考えているのです」

 エレン本人に非難の矛先が向けられているわけではないが、スタッフはビル内でエレンを見ても話しかけないように指示されていたという。

 「エレンが自分の番組を持ち、自分の名前をタイトルにするくらいなら、現場で起こっていることにも、もっと関与すべきです。周りの製作総指揮の人々は、エレンに『全ては上手く行っていて、みんなハッピーです』と言い、彼女はただそれを信じているんでしょうけど、彼女にはもっと責任があります」と、元スタッフの1人は話す。

 ある黒人女性は、給与交渉の話を持ち掛けたところ無視されたほか、スタッフ対象の「多様・包括性」トレーニングを求めたところ、「憤慨した様子で歩いている」と批判されたと明かしている。

 さらに、もう1人の元スタッフは、自殺未遂をした後1カ月の傷病休暇を取ったところ解雇されたと訴える。

 これに対し、製作総指揮の3人は共同声明をこう発表している。「20年ほどの間に、3000エピソードを作り、1000人以上のスタッフを雇ってきた中、私達は常にオープンで安全、そして包括的な職場環境を作るよう努めてきました。私達の制作ファミリーにおいて、たった1人でもネガティブな経験をしていたと知り、非常に心を痛め、申し訳ない気持ちでいます。これは私達ではなく、私達がそうなろうと努力する姿、そしてエレンが私達に課した使命でもありません」

 「申し上げておきますが、エレンの番組の日々の責任は完全に私達にあります。私達はこれを真摯に受け止め、世界の多くの人々がそう気づき始めているように、改善すべき点があることを理解しています。そして、そうなるために努力を続け、それを実現するつもりです」(BANG Media International/デイリースポーツ)

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