人気ロックバンド 元メンバー有罪判決で声明 元婚約者への暴行「容認できない」 

 カサビアンが、先日元婚約者に対する暴行罪で有罪判決が下った元フロントマンのトム・ミーガンについて遺憾のコメントを出した。

 4月9日にヴィッキ・エイガーさんに対して暴力を振るったことを当初は否定したものの、証拠を提示されたことでその罪を認め、200時間の社会奉仕などを科されている。

 審問の直前、バンドからの脱退が発表されていたが、当時はその理由についてバンド側は詳細に触れることを避けていた。しかし、今回有罪判決が下されたことで、脱退の背景について改めてコメントを出した。

 「バンド内の誰もがこんなことは望んでいませんでした。過去23年間に渡って必死に働いてきましたし、今後一丸となって取り組む大きな予定も立てていましたので、ひどく心を痛めています。しかし、トムに脱退してもらう以外に選択肢はありませんでした。彼の暴行の罪を見逃すことは絶対に出来ないからです。ドメスティックバイオレンスをはじめとしたいかなる暴行も全く容認できません。トムに対する起訴を知ってすぐ、バンドとして、彼とはこれ以上一緒に仕事ができないという結論に至りました」

 さらにバンド側はこう続ける。

 「しかしながら、彼が法廷で有罪を下されるまで、その情報を明かすことはできませんでした。我々はトムが全てを認め、自分がしたことを皆さんに伝えると思っていましたが、そうしないことを選び、多くのファンの誤解を招きました。トムに我々は傷つけられたわけですが、結局のところ、この件に関する被害者は我々ではありません。ドメスティックバイオレンスは絶対にあってはならないことです」

 今回トムには1年半の社会更生命令のほか、5日間のリハビリ施設入院も命じられている。

 カサビアンからの脱退発表の際、バンド側は「カサビアンは本日、双方の同意に基づき、トム・メーガンがバンドから脱退することを発表いたします。トムは長らく、自身の行動に影響を与えている個人的な問題を抱えていたため、今はその回復に全力を尽くすことを希望しています。この件に関して、これ以上のコメントを控えさせていただきます」と声明を出し、その後トム本人も応援に対する感謝のコメントを出していた。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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