「ハーレイ・クイン」監督が明かした…アジア系女性監督としてのプレッシャー

 「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒」のキャシー・ヤン監督は、女性監督の代表としてヒットへの莫大なプレッシャーを感じていたようだ。最近、日本での公開が始まった同DCエクステンデッド・ユニバース大作で、マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインら女性キャラクターの活躍を描いているヤンだが、この作品が失敗してしまったら他の女性たちに同様のチャンスが回ってこなくなるという責任感を感じていたという。

 ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューでこう話す。「私たちの頭の中だけだったのかもしれないけど、この映画にはプレッシャーがあった。その後に関して考えるべきことがたくさんあったから」「男性中心のアクション映画がコケても、それで男性中心のアクション映画がその先、10年間なくなるってことではないでしょ。メディアはそんなこと書かない」「でも、そういう風に感じぜずにはいられない。女性監督として、アジア系の監督として、そしてアジア系女性監督として、私が失敗したら他の人たちが得るべき機会を失わせてしまうかもしれないと感じた。その責任感を感じずにはいられない」

 そんなヤン渾身の一作では、ハーレイ・クインという人物について深く掘り下げることに力が注がれているという。

 「私はハーレイ・クインという人物像をさらに探求する機会を与えられた。『スーサイド・スクワッド』ではただのガールフレンドという扱いで(ジャレッド・レトが演じる)ジョーカーとのことしか描かれていなかったから。彼女がファンのお気に入りとなったし、マーゴットはそのキャラクターにかなりの奥深さを与えた。でも、そこではグループの中のひとりというだけだった」「それでこのハーレイ主役の映画ができた。つまりハーレイの頭の中のことを表し、全てをハーレイの目を通じて描くってこと。彼女は何をやっても、何を言ってもいいの。自分なりのヒーローかつ救世主となるの」「この映画は自分たちを解放する女性たちについてのもの。恋愛だけじゃなくてね」「それは自信のなさからかもしれないし、自分を分かってくれないシステムからも知れない。全てのバーズ・オブ・プレイたちがなんらかの形でそれを経験しているの」と監督は話している。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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