ハーヴェイ・ワインスタイン被告、有罪評決後に病院に搬送される

 ハーヴェイ・ワインスタイン被告(67)が24日、第3級レイプと第1級の性暴力で有罪評決となったが、その後胸の痛みを訴えて病院へ搬送された。ワインスタイン被告は、来月11日に量刑が言い渡されるまで勾留されるライカーズ島刑務所へ向かっていたものの、代わりにニューヨークのベルヴュー病院へ運ばれたという。

 同被告の弁護士ドナ・ロトゥンノ氏がCNNに話したところによると、胸の痛み、動悸、そして血圧の上昇により入院となったが現在別状はないようで、退院後ライカーズ島へ向かうと考えられている。

 ワインスタイン被告は、先月始まったマンハッタンでの裁判で、レイプや性暴行など5件の罪に問われていたが、男性7人女性5人からなる陪審団は、内2罪を有罪とし、第1級レイプ、そして有罪となれば終身刑の可能性もある略奪的性的暴行に関しては無罪とした。

 これに対し被告の弁護団は、控訴する意向であることを明らかにしている。今回ワインスタイン被告は、2013年にニューヨークのホテルで女性をレイプした容疑、また2006年に女性に性的行為を強要した容疑で有罪評決となった。

 マンハッタン地方検事補のジョアン・イルッツィは、同被告を「虐待的なレイプ魔」と呼び「ハーヴェイ・ワインスタインが証人達と会った時は、今とはずいぶん違って見えたことでしょう。彼女らは恐れていました。孤立して、一人っきりに感じたことでしょう」と裁判を締めくくり、これに対しロトゥンノ氏は陪審団に「正しい判断をする勇気」を持つよう呼びかけ「どのようなパーティーに出席し、男性達に気のあるフリを見せ、自分のキャリアを前進させるべくとった選択、ホテルの部屋への招待、航空券を貰うことなどに関する自身の行動に女性たちが責任を負わない別の宇宙を作りだした」と検察側を非難した。

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