歌手でアイドルのデミ・ロヴァートによると、生死を彷徨った薬物過剰摂取の要因は摂食障害にあったという。２０１８年７月に過剰摂取により危うく命を落としそうになった後、薬物使用と縁を切るためにリハビリ治療を受けたデミだが、当時は摂食障害により自分を追い詰めてしまっていたのだという。過去にも努力の末、悪癖から足を洗った経験を持つデミだが、自身の見かけを気にしたことでまた逆戻りしてしまったと明かしている。

　アシュリー・グラハムのポッドキャスト『プリティ・ビッグ・ディール』の中でデミはこう明かす。「ワークアウトや過酷なダイエットで自分を追い詰めることに疲れてしまったの。その前の数年間は摂食障害からの回復と思っていたのに、実際にはまた完全にその罠にはまっていた」「一定の見た目を求める人たちに囲まれていると余計に大変。私はまさにその状況にあって、ただ自分を追い詰めてた。実際は回復していないのに回復したと思って、その偽りの中で生き、自分に嘘をついて世界には自分が幸せだと伝えようとしていたことが、まさにあの頃に起こった全てのことの原因となったんだと思う」

　その会話の様子を１８日（火）にインスタグラムに公開したアシュリーは、デミの強さとオープンさを称賛した。「デミ・ロヴァートを友達と呼べることをとても誇りに思う。今日の『プリティ・ビッグ・ディール』での彼女の強さとオープンさを尊敬する。彼女の信念や賢さ、そして新たな発見が、癒しのために一度足を止め、気負いせずに境界線を引けるような状況に彼女を導いた。そこには私たち誰もが学べることがある。彼女のキャリアの次の章がとても楽しみ。彼女はついに自分らしくなれたから、それは最高のものになるはず」

　一方のデミも「私の信念や境界線、自分の体を受け入れるまでの道のりについて、そしてこれからの未来について打ち明けさせてくれたアシュリーに感謝するわ。すごく正直でリアルな会話が出来た。みんなに見たり聞いたりしてもらえるのが待ちきれない」とコメントしている。（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ／デイリースポーツ）