英俳優マーク・ライランス、フォアグラ反対の動画でナレーター担当

 マーク・ライランス(59)がフォアグラ反対の動画でナレーターを務めている。マークはPETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)のプロジェクトに参加し、アヒルやガチョウに大量の餌を与え通常の10倍の大きさにまで肝臓を肥大させるフォアグラの残酷さに焦点を当てたクリスマス用の動画に登場した。

 動画では、「クリスマスにはたくさんの楽しみがある。いつも美味しいものをたくさん食べる。でも時には少し食べすぎかな!」とマークのナレーションが続く中、ベルギーの動物保護団体GAIAから提供された映像が映し出されている。そこでは農夫がアヒルののどにチューブを差し込み、餌を流し込む様子が収められ、マークの台詞とアヒルが大量の餌を食べさせられている状況が二重の意味を伝えている。

 さらに動画が続く中、「もう一口。いいじゃないか。だってクリスマスなんだから。食事の後には、消化のために少し昼寝をして、さらにもっと美味しい食べ物を食べればいい。ああ、あたたかく居心地のいい時間。目には涙が浮かぶものだ」とナレーションが続く。

 PETAはこう説明している。「フォアグラは、残酷にも無理やり餌を与えられているアヒルやガチョウの、グロテスクに巨大化させられた肝臓から得られるものです。フォアグラのために育てられた鳥たちは生まれて最初の4週間は食べて育つことから始まります。時には薄暗い中で餌が与えられます。その次の4週間は、籠に閉じ込められ、急速な成長を促す高タンパク、高でんぷんの餌が与えられます。8週から10週の時に強制的に餌を食べさせられることが始まります。12日から21日の間、アヒルやガチョウは強制飼養の対象となるのです。毎日、2ポンド(約907グラム)から4ポンド(約1.8キログラム)の穀物や脂肪が喉に流し込まれます。フォアグラ用の鳥の死亡率は、通常通りに飼育された鳥の20倍であることが分かっています。そしてその死体からは、羽の骨折、のどの筋肉には深刻なダメージが見てとれるのです」

 マーク以前には、レイフ・ファインズ、リッキー・ジャーヴェィス、ヴェラ・リン、ツイッギー、ケイト・ウィンスレット、故ロジャー・ムーアらがPETAのフォアグラ反対のプロジェクトに参加している。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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