アンバー・ハード、ジョニー・デップに薬歴の提出を要求

 アンバー・ハードが係争中の元夫ジョニー・デップ(56)に対して、薬物やアルコール摂取に関連する書類を提出するように求めている。ジョニーによる名誉棄損の訴えの棄却を狙うアンバーは、DVなどの被害やジョニーが酩酊状態にあったことを証明するための関連書類を提出することをジョニー側に要求している。

 アンバー側のJ・ベンジャミン・ロッテンボーン弁護士は備忘録の中でこう述べている。「デップ氏は、ハード氏が主張する酩酊した彼による暴力や虐待についての事実を掘り返したり、開示制限命令なしに(不開示の)手続きを求めたうえ、関連性やプライバシーを理由に訴えの真実を確認する証拠の提出を当然のように拒否することなどできません」「デップ氏の見立てでは、自身のプライバシーがハード氏の答弁に必要な事柄を否定する理由になると見ているようですが、標準的な機密保持命令の手続きを認めることにはなりません」

 アンバーの弁護団は、2013年から現在までのジョニーもしくはアンバーが使用する目的に関連した本人もしくは第3者間の薬の購入記録や会話記録、そして2人のアルコールや薬物使用および乱用に関する治療の関連書類全ての提出を求めている。

 また2010年以降から現在までのアンバーもしくは別の交際相手が登場する会話記録や、ジョニーの逮捕された時期及びその事由を十分説明している記録も求めている。

 一方でジョニーの弁護団は、アンバー側の試みを批判しており、「3年遅れで、正義が示されます」「以前、家庭内の虐待で逮捕監禁されたことがある上、ジョニー・デップからのDV被害が虚言であることを示す録画映像や大勢の目撃者もいるアンバー・ハードは、自身の審問を見つめています」とアダム・ウォルドマン弁護士はデットラインに声明を発表し、さらにこう続けている。「現在、彼女の新たなタイムズ・アップな弁護団は、異なる針に糸を通そうとしています。訴訟を棄却させるための3度目となる必死の試みで、世間の目から隠すようにしてきた明白な証拠を一掃し、(奇妙なほどに沈黙している)彼女のでっち上げを支持する人たちを勇気づけ、虚偽の追加の補足説明でジョニー・デップを中傷しようとしているのです。係争中に彼女がジョニー・デップに対して行った名誉棄損の全ては、ジョニー・デップのものではありませんでした」「世間はそれほど簡単に騙されませんし、事実は容易に隠せません」

 そんなジョニーは、アンバーがワシントン・ポスト紙に寄稿した家庭内暴力の被害者であるという記事に関して、文中にジョニーの名前については言及されていないものの、ジョニーが加害者であるという印象を強くするとして5000万ドル(約55億円)にも上る名誉棄損の訴訟を起こしている。

 これに対して、アンバーは今年4月、主張している虐待被害について具体的に言及していた。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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