ザ・ローリング・ストーンズ、「ビター・スウィート・シンフォニー」の権利をザ・ヴァーヴに返還

 ミック・ジャガーとキース・リチャーズが「ビター・スウィート・シンフォニー」の権利をリチャード・アシュクロフトに返還することに同意した。ザ・ヴァーヴの楽曲としてリチャードが20年以上前に執筆したこの曲には、ザ・ローリング・ストーンズの「ザ・ラスト・タイム」をサンプリングしたアンドリュー・ルーグ・オールダムのオーケストラ音源が使用されており、レコーディングすることを許可する著作隣接権は持っていた一方で、著作権を持っていなかったことから、1997年のリリース後にはその代表作の権利を全て当時のストーンズの所属レーベルであったアブコに引き渡すかたちになっていた。

 しかし、リチャードのマネージメント会社が「ザ・ラスト・タイム」の作曲者であるミックとキースに直接かけあったことで、20年以上の時を経て遂にリチャードの元へと権利が返還されることになったという。

 これにより今後「ビター・スウィート・シンフォニー」からの印税は全てリチャードに入ってくることになるだけでなく、ミックとキースは自分たちにしてみれば同作品がリチャードの曲であるとして、作曲家に自身らの名前を表記する必要もないとした。

 リチャードは23日に音楽界への貢献が認められてアイヴァー・ノヴェロ賞を受賞した後、このニュースを発表している。

(BANG Media International)

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