ジョナ・ヒル、マーティン・スコセッシから監督指南!?
ジョナ・ヒルは、監督デビューにあたり、先輩マーティン・スコセッシから様々なアドバイスをもらったそうだ。新作「ミッド90s』で初めてカメラの反対側に回ったジョナだが、スコセッシから同作品で映画「グッドフェローズ」のシーン使用許可をもらったばかりでなく、映画作りについて長時間話し合う機会も作ってもらったという。
ジョナは、エンパイア誌にこう話している。「彼のニューヨークの家で、この映画について4時間話しつくしたんだ」「助けてくれたなんてものじゃなかったね」
また、「へイル、シーザー!」のイーサン・コーエンからは、その経験を楽しんで受け入れるようアドバイスをもらったそうで、「イーサンは『第1作品製作は、ストレス一杯で全く楽しめなかったからね』って言ってたよ」と続けていた。ちなみにジョナは、デイミアン・チャゼルが28歳の時に監督した作品「セッション」を一緒に観たスパイク・ジョーンズから監督デビューを勧められたそうで「(スパイクは) 『やつはおまえよりも若いじゃないか。前から監督になりたいって言ってたよな。働き始めろ』って」と当時を振り返っている。
そんなジョナだが、ローティーンの主人公が年上のスケートボード集団と出会うといった内容の「ミッド90s」の製作にあたっては、シェーン・メドウスの作品「THIS IS ENGLAND」に大いなるインスピレーションを得たそうで「シェーン・メドウスに夢中なんだ。『THIS IS ENGLAND』は僕のお気に入りの映画のひとつだよ」「イギリスのスキンヘッドについて何も知らなかった。彼はかなり特定のサブカルチャーを上手に扱っていて、僕が知らないものだったけどそんなのは関係なかった。それは主人公と彼を取り巻く環境の話だったんだから」と話し、撮影開始を前にキャストに上映したのはこの映画のみだったことを明らかにした。「(主人公を演じる)サニー(スリッチ)は、キャスティングされた時11歳だったんだ。あんなに自然な演技があるとは知らなかったよ」とジョナは続けている。(BANG Media International)