エミネムは、『ザ・マーシャル・マザーズＬＰ』の成功を常に追い求めているという。エミネムは、自身の本名をタイトルにした２０００年リリースの同アルバムが成功を収めてからというもの、アルバムを製作する度にその成功を繰り返そうとしてきたと認めている。

　エミネムは、ＶＲ作品『マーシャル・フロム・デトロイト』の中でこう話している。「１００パーセント正直に話すよ。長い間感じていることだけど、俺は『ザ・マーシャル・マザーズＬＰ』を常に追いかけているんだ。あれは、その時を捉えたものだよ。わかるだろ？今見るとタイムカプセルのようなものだ。俺の混乱に満ちた時だよ」「嫌なことが次々と起こり、手に負えない状態になっていた。俺は怒りで一杯だった。昔のエミネムが良いという声を聞く度、あのことだろうと思う。怒りを求められているんだ。昔のような怒りは俺にはもうないけど、情熱は全く変わっていない。それが、うまく出てこない時もあって『なんだこりゃ？落ち着け』ってなる」

　エミネムはまた、多くのラッパーが活躍する現状に関しては「ライバルは誰だかはわからないけどね。この世代にはたくさんの優れたラッパーやアーティストが出てきている。それを見ているし、素晴らしいと思う。俺の負けず嫌いの精神が、ベスト中のベストと競争していこうとさせるのさ」〓

（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）