カニエ・ウェストが、地元シカゴ近辺で警察官に射殺された黒人警備員の追悼基金を募るクラウドファンディングに１５万ドル（約１６９０万円）を寄付した。

　ジェメル・ロバーソンさんは、警備を担当していた飲食店マニーズ・ブルー・ルーム・ラウンジの店先で銃を振りかざした酔っ払いの男性客を取り押さえていたところ、警察官に銃撃された。目撃者数人によると、この客は警備から店を出された後再び戻ってきたという。

　イリノイ州警察は発表した声明の中で、警察はロバートさんに対し、銃を手放し地面にうつ伏せになるよう数回指示を出した後、銃を放ったと当時の状況を説明している。

　今回の事件はアメリカ全土で憤慨感情を引き起こしており、セレブリティーを含む多くの人々が警察官の間の人種偏見に懸念している。NBAスターのドウェイン・ウェイドを夫にもつ女優ガブリエル・ユニオンは「彼は私達の１人。『私達』と数えなくてどうするの？ホワイトハウスにいるあの人と、NRA（全米ライフル協会）は『銃を携えた良い人々』が解決策だとしか言わないわ。ドウェイン・ウェイドとジェメル・ロバーソンを育てた町のことだから私達皆に起こったことなのよ。彼は愛された。彼は勇敢。でも彼の命は奪われてしまった」とツイッターに投稿した。

（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）