サイモン・ペッグ、アルコール中毒の頃を回想

 サイモン・ペッグ(48)がリハビリ施設に入っていなければ、アルコール中毒で死んでいただろうと振り返った。妻モーリーンとの間に9歳の娘を持つサイモンは、過去にアルコール中毒に陥っていたが、2010年にリハビリ施設で治療を受けたことで自分を見直すことが出来たという。

 「あれはひどかった。すっかり酒に体を奪われていたんだ」「リハビリ施設に入って、なぜ自分がそんな気になっているのかを掘り下げることができた。その後しばらくアルコホーリクス・アノニマス(AA)にも行った」「もし治療しなかったら、今ここにいなかったと思う」と当時の深刻さを明かした。

 リハビリ治療を受ける気になったのは、娘が誕生したからだったようで、「あれは人生で一番壮大な経験だった」「それで状況が改善すると思ったけど、ダメだった。無理なんだ。セラピーや治療薬とか、それ専用のアプローチをしなければ、何も改善なんてしてくれない」と続けた。

 「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」が日本でも8月3日に公開されるなど、俳優として現在は絶好調のサイモンだが、中毒の頃の自分はあまりにもひどかったと振り返る。「ああなったことを恥じてはいない。もし同じような人がいれば、克服するように応援したりもする。でも誇りになんて思っていない。だって良いことではないからね。とにかくひどい状態だった」

 そんな自分に直面するまでにも長い時間がかかったそうで、「ずっと隠してた。僕は俳優だから、いつも演じてたんだ」「中毒は隠し事を上手くするね。人はドラッグ中毒者やアルコール中毒者のことをだらしなくて、やる気のない人だと思いがちだけど」「そうじゃないんだ。ある意味、とても用意周到なんだ。ちょっとウィスキーをひっかけにこっそり出て行っても、誰にも気づかれない。コンマ単位で管理されているかのようにね」「でも症状がだんたん明らかになってくる。犬を散歩に行く回数があまりにも増えてくるのさ」と語った。(BANG Media International)

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