デップ様 昼はドタキャン、夜は大遅刻

 来日中の米俳優ジョニー・デップ(51)が、27日正午から都内ホテルで行われる予定だった主演映画「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」(2月6日公開)の会見をドタキャンした。デップは開始時刻になっても終了予定時刻を過ぎても姿を見せず、主催者側は「体調がすぐれない」と説明した。午後6時から都内で予定されていたジャパンプレミアは57分遅れのスタートになったものの、デップは婚約者の米女優アンバー・ハード(28)を伴って登場。ファンや関係者を安どさせた。

 会見場には記者約200人、テレビカメラ約20台が集まっていたが、誰もがぼう然とした。1時間以上待たされた午後1時2分、配給会社のKADOKAWAが「朝起きてから体調がすぐれないということで、本日の記者会見はキャンセルということになりました」と発表したのだ。

 関係者によれば、デップはこの日朝から体調不良を訴えたといい「17日から独ベルリン、英ロンドン、米ロサンゼルスと、強行スケジュールで映画のキャンペーンツアーを行ってきたことによる疲労のようだ」と説明。デップの部屋には一度ヘアメークの担当者が入ったが、メークはできない状態で、宿泊階は緊迫した空気に包まれていたという。

 幸い、ジャパンプレミアは57分遅れながらスタート。デップがハードを伴って登場すると、待ちわびた1500人のファンから「ジョニ~」という悲鳴のような声援が起き、デップはほほ笑みながら手を振って応えた。

 デップは遅刻のおわびの意味も込めていたのか、約25分間に渡ってサインやツーショット撮影にも丁寧に応じる大サービス。体調の悪そうなそぶりは見せなかった。壇上では「本当にありがとう。また日本に戻って来られてうれしい」とあいさつした。

 28日にあらためて都内で記者会見を行う方向で、個別取材も予定されている。

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