山ちゃん、怪人役で戦隊シリーズに参戦

 南海キャンディーズの山里亮太(38)が映画「手裏剣戦隊ニンニンジャーVSトッキュウジャー THE MOVIE 忍者・イン・ワンダーランド」(来年1月23日公開)で悪の怪人を演じることが12日、分かった。スーパー戦隊シリーズ初参戦で、闇博士マーブロにふんする。普通に話しただけで監督に「役作り、もうできてます!」と太鼓判を押されたハマリ役。2日間予定だった撮影が1日で済むほどの見事な怪人ぶりを見せている。

 新旧スーパー戦隊が共演する毎年恒例の「VS」シリーズ最新作では、伝説の忍者たちに会うため「忍者ランド」に向かったニンニンジャーたちが敵のわなにはまり、助けにきたトッキュウジャーと力を合わせていく。

 山ちゃんが演じるマーブロは、トッキュウジャーと戦った敵組織の博士で忍者ランドの支配人。大の忍者好きで、服部半蔵や猿飛佐助らのクローンを作り、悪巧みするマッドサイエンティストだ。

 武部直美プロデューサーは起用理由を「無邪気さと狂気を表現できる方を探していました。変身後に負けないキャラクター性と存在感が必要で、その点がずばぬけている」と説明。生身でも怪人に勝るとも劣らぬ“オーラ”を見込まれた。

 現場では期待を裏切らぬハマりよう。監督に「『うわ~、嫌だな~』と子供に思わせるようしゃべってください」と演出され、普段通りに話すと「すごいです!!役作り、もうできてます」と絶賛された。撮影も快調で予定が早まり、わずか1日で終わったほどだ。

 “地”で怪人に変身した形の山ちゃんは「僕の38年間歩んだ道のり、人生を表現してみたら、それが子供に嫌われる敵だったっていう」と苦笑い。とはいえ劇中ではヒーローたちをかなり追い詰め、「歴史に名を残すほど恐ろしい怪人を演じてますので、楽しんでくださいませ!」とノリノリだった。

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