劇作家、演出家など幅広く活躍 芥正彦さん死去 急性心筋梗塞、80歳 69年に三島由紀夫と伝説的な討論会
劇作家、演出家、俳優、舞踏家、詩人として活躍した芥正彦(あくた・まさひこ)さんが、急性心筋梗塞のため10月27日に死去していたことが5日、芸能事務所のアルファエージェンシーから発表された。80歳。葬儀は近親者、所属俳優とスタッフで行った。
1946年生まれ。65年東大入学。同5月に劇団駒場「血の婚礼」で初演出。67年から劇団駒場を主宰。寺山修司と演劇理論誌「地下演劇」を刊行した。78年、「ホモ・フィクタス ACT & AOI 劇団」結成。多くの演劇、舞台、映画等に関与し、ハプニング、アートイベント、舞踏を駆使してパフォーマンスの時代を築いた。
69年5月には東大全共闘オーガナイザーとして作家の三島由紀夫を東大駒場に招き、伝説的な討論会を開催。赤ちゃんを抱っこして討論した。後に書籍「三島由紀夫 VS 東大全共闘《美と共同体と東大闘争》」にまとめられ、2020年にはドキュメンタリー映画が話題を呼んだ。
76年に俳優の中島葵さん、プロデューサーの万代博実さんとアルファ-を設立。同社には豊川悦司、柄本佑、伊藤沙莉らが所属している。
