倉本聰さんが与えた富良野の街への影響力 クラファンで「北の国から」聖地・布部駅が7月オープン

「北の国から」で主人公一家が最初に降り立った根室本線の旧布部駅ホーム
竹下景子が演じた雪子が劇中で住んでいた家
2枚

 「北の国から」「前略おふくろ様」などの人気作を数多く手がけ、9月18日に多臓器不全のため91歳で死去した脚本家の倉本聰(くらもと・そう 本名・山谷馨=やまや・かおる)さんのお別れの会が3日、拠点とした北海道富良野市の富良野演劇工場で行われ、約3000人が参列した。「北の国から」の主要キャストだった俳優の岩城滉一(75)、竹下景子(73)らも来場。芸能界の師と仰ぐ倉本さんに最後の別れを告げた。主人公の娘・蛍役を演じた中嶋朋子(55)は、自身の希望でスタッフとして会の運営に携わった。

  ◇  ◇

 東京、そして札幌から1977年に移住して約50年、倉本さんは富良野の街に傾倒し、富良野の住民からも大いに愛された。

 ここ数年、外国資本による土地の買い占めで地価が上がっているという中、スキー場に近い倉本さんの自宅周辺に高級ホテル建設の計画が持ち上がり、社員寮まで出来上がった。だが倉本さんが「富良野に5階建て以上の建物は建ててはならない」と主張した結果、計画は撤回。街への影響力は相当なものだった。

 「北の国から」で主人公一家が最初に降り立った根室本線の布部駅(現在は廃線)は観光資源として再生し、7月にオープンした。住民やファンからのクラウドファンディングで500万円を集め、市民グループが管理している。

 “駅長”を務める松原良成さんは、倉本さんについて「全てのことに真剣に取り組まれた。だからみんなから愛されたんじゃないかと思います」と表現。さらに「亡くなる前に『感謝』という言葉を残された。感謝できる生き方ってすてきだなと学んだ」と笑顔で話した。

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス